消防法認定取得済み:Jazz Hipsterが提供する、日本市場に即応したスピーカーODMソリューション

Jazz Hipster Japan’s Fire Service Act

日本市場において、スピーカーODMメーカーが「消防法に適合」と謳うことは、その製品が厳格な防災安全基準と認証プロセスをクリアしており、火災報知設備や公共用拡声装置(PAシステム)への使用が可能であることを意味します。

Jazz Hipsterは、グローバルな認証対応の実績とノウハウを有するODMとして、日本の複雑な防災関連規制にも確実に対応し、すでに複数の製品で適合認定を取得しています。

本レポートでは、当社が実際に認証取得を達成した経験をもとに、
以下の5つの観点から詳しくご紹介いたします:

  • 規制と技術基準: 日本の消防法が定めるスピーカー製品に対する技術要件とは何か。
  • 認証機関: 適合確認を行う登録検定機関(例:日本消防検定協会)の役割。
  • 日本市場の現状: 防災・非常放送用途におけるスピーカー需要と市場の特性。
  • 認証マークと表示要件: 認証製品としての識別マーク・ラベル表示の取り扱い。
  • 具体的な適用シーン: 商業施設、公共施設、学校など、実際の導入環境における活用事例。

Jazz Hipsterは、ODMパートナーとして信頼できる認証対応力を備え、日本市場ですぐに展開可能な製品を提供いたします。
防災・業務放送用途におけるスピーカー製品をご検討の際は、ぜひ当社にご相談ください。

消防法における音響機器の仕様および技術要件

日本の「消防法」および関連する「施行令・施行規則」では、
火災報知設備に用いられる音響装置に対する技術的要件と設置基準が明確に定められています。

例えば、「消防法施行令 第24条」では、「非常警報設備」を以下のように分類しています:

  • 手動式警報装置(警報ベル、手動サイレン、メガホンなど)
  • 音響放送設備(非常放送用のPAシステム など)

また、同条文により、耐火構造の建物には、これらのいずれかの「非常警報設備」を少なくとも1種類以上設置することが義務付けられています。

このように、対象機器が法的に「非常用音響装置」として機能するためには、認証基準に準拠した技術設計および正しい運用方法が求められます。

Japan’s Fire Service Act

日本の消防関連法令では、非常用の音響装置(アラーム用スピーカー等)に対して、以下のような最低性能基準を明示しています:

音圧レベルおよびカバレッジ

消防法施行規則に定められた技術基準に基づき、
火災報知用途に使用される音響装置は、以下の**最低音圧レベル(SPL)**を満たす必要があります:

  • 警報音の場合:
    1メートルの距離で 90dB以上
  • 音声による警報(拡声装置を通じた音声案内等)の場合:
    同様に 92dB以上

この要件は、建物内のあらゆる場所で十分に聴き取れる音量を確保するためのものです。

スピーカーの設置距離に関する要件

加えて、法令では以下のような設置間隔の基準も規定されています:

  • 各階の任意の地点から最寄りのスピーカーまでの水平距離が、所定の上限(例:25メートル以内 等)を超えてはならない。
  • 階段・スロープ等の縦方向の移動空間には、15メートルごとに1台以上のスピーカーを設置することが求められます。

これにより、建物全体において、火災警報が確実かつ均一に伝達される体制が確保されます。

耐熱性能

日本の消防法では、火災報知用スピーカーに対して、高温環境下でも正常に動作し続ける耐熱性が厳格に求められています。

技術基準と認証条件

消防法に基づく認証試験基準では、以下のような耐熱試験条件が規定されています:

  • スピーカーは、80℃の熱風環境下で30分間、連続動作を維持できなければならない。

この基準は、火災発生時の初期高温状態(煙や熱気による室温上昇)においても、
警報音を途切れさせることなく確実に発信できることを担保するためのものです。

構造・材料に求められる要件

この耐熱要件を満たすためには、スピーカーの構造や使用部材に対しても、
以下のような特性が求められます:

  • 高耐熱性素材の使用(例:耐熱プラスチック、金属筐体)
  • 熱変形・劣化を起こさないボイスコイルやエンクロージャ設計
  • 可動部品の熱膨張耐性・形状安定性の確保

これにより、火災現場における音声による避難誘導や警報伝達が、
温度上昇によって途中で停止することなく、継続的に提供可能となります。

この耐熱性能は、認証取得において極めて重要な評価項目の一つであり、
Jazz Hipsterではこうした日本の法的基準を満たすための技術的知見と開発実績を有しています。

電気的およびその他の性能要件

日本の消防法では、音響装置に対して、電気的安全性・耐久性・信頼性に関する明確な技術基準が定められています。

動作電圧範囲

スピーカーは、定格電圧の85%〜110%の範囲内で正常動作しなければなりません。
これは商用電源の変動や配線長による電圧降下を考慮したものです。

絶縁抵抗と温度耐性

  • 装置の絶縁抵抗は、定められた最小値以上を保持し、感電や短絡のリスクを回避する必要があります。
  • また、周囲温度0℃〜40℃の環境下での連続使用においても動作異常が発生しないことが求められます。

システム全体への影響を防ぐ設計

  • 万一、個別スピーカーが故障しても、システム全体に短絡等の悪影響を及ぼさない構造が必要です。
  • また、火災信号を受信した際には自動的に警報音を再生する制御仕様も必須とされます。

音声放送スピーカーの性能等級と明瞭性要件

音声による避難誘導・警報用途では、以下のようにスピーカーの性能等級が設定されています。

  • L級
    • 要求音圧レベル(1m距離): 92 dB以上
    • 特徴・用途例: 広範囲をカバーする大型施設向け
  • M級
    • 要求音圧レベル(1m距離): 87 dB以上
    • 特徴・用途例: 中規模施設やエリア分割対応
  • S級
    • 要求音圧レベル(1m距離): 84 dB以上
    • 特徴・用途例: 小空間・限定用途向け

これらは、スピーカーの指向性や周波数応答特性を含めた音声明瞭度の確保を目的とした分類です。
使用される部屋の広さや形状に応じて、適切な等級・台数を選定する必要があります。

システム全体での認証要件と品質保証

重要な点は、単一のスピーカー製品だけでなく、システム全体が認証基準を満たす必要があるということです。

  • たとえ異なるドライバーサイズを使用するスピーカーであっても、すべて92 dB以上などの規定を満たす必要があります。
  • 認証取得には、指定試験所におけるバッチ検査、音圧・インピーダンス測定の提出が義務付けられることもあります。

Jazz Hipsterでは、こうした試験・報告プロセスを自社の品質保証システムに組み込んでおり、日本市場向けの防災・放送用スピーカー製品の認証取得実績を有しています。

まとめ

日本の消防法に準拠したスピーカーには、

  • 音圧カバー性能
  • 耐熱構造
  • 電気的安全性(電圧・絶縁・短絡防止)
    など、厳格かつ多面的な技術基準が求められます。

これらのすべての要件を満たした製品のみが、消防法適合を名乗り、火災報知・非常放送システムへの採用が可能となります。

認証および試験機関

日本では、消防用設備の型式認定制度において、官民分担モデルが採用されています。
制度設計と技術基準の策定は総務省消防庁が担い、実際の製品試験や認証業務は、政府に認可された民間の専門機関によって実施されます。

このように、認証・検査の実務は民間機関が担当し、設置後の現場検査は消防機関が行うという明確な役割分担が確立されています。

日本国内で、消防用スピーカーの試験・認証を行う主な認定機関は以下の通りです:

  • 一般財団法人 日本消防設備安全センター
    • 最も代表的な消防設備の認証機関。
    • 型式認定試験や性能評価試験を実施し、消防法に基づく型式適合認定や検定合格証を発行。
  • 一般社団法人 電子情報技術産業協会
    • 特定用途の音響機器に関する技術基準の策定や試験協力を担うこともあります(補助的役割)。
  • 財団法人 日本品質保証機構
    • 主に電気安全やEMC(電磁両立性)試験を扱うが、スピーカーの電気的性能評価の一部を担うことがあります。
  • 一般社団法人 防災安全協会
    • 一部の防災機器について評価・表示制度を実施。

制度上のポイント

  • 消防法適合を謳うには、所定の型式認定制度に基づく試験合格が必須です。
  • 多くの場合、試験機関でのバッチ試験・性能測定が行われ、合格後に適合証または検定合格ラベルが製品に付与されます。

このような認証機関との連携を通じ、Jazz Hipsterは日本の市場要求に応じた製品供給体制を構築しており、
ODMパートナー様に対して、迅速かつ確実な認証取得支援をご提供可能です。

消防法適合ODMメーカーの希少性と価値

日本の消防法に基づく認証制度は、高い技術基準、厳格な試験手順、そして多額の認証コストが伴うため、これらの要件を真に満たすスピーカーメーカーは非常に限られています。現在、こうした認証を取得している製品の多くは、国内メーカーまたは、この分野に特化した熟練メーカーによるものです。

Jazz Hipster Japan’s Fire Service Act

特にODMメーカーにとっては、この認証を取得すること自体が極めて困難です。製品設計から素材選定、製造工程、品質試験に至るまで、すべてが日本の厳格な消防規格に合致していなければなりません。

そのため、日本の消防法に適合するスピーカーを設計・供給できるODMは非常に稀少であり、その存在自体が大きな差別化要因となります。

Jazz Hipsterは、その希少なODMメーカーの一社として、長年にわたる研究開発への投資、現場実績、細部へのこだわりを通じ、消防法認証取得を実現しています。これは、当社が技術的・法的なハードルをいかに着実に乗り越えてきたかを物語っています。

消防法適合マークとプロモーションでの活用について

日本の消防法に基づき認証を取得した耐火スピーカー製品は、製品本体および販促資料に公式認証マークを表示することが認められています。これらのマークは一般に「消防法基準適合マーク」と呼ばれ、認証機関によって発行されます。

たとえば、日本消防検定協会が発行する製品には、「NS」マーク入りの正方形ステッカーが交付され、型式適合検定に合格した証として表示されます。

認証取得後の運用例:

  • 認証取得後、製造者は製品に適合証明ステッカーを添付し、出荷時に同梱します。
  • このステッカーは、現場の設置業者や検査担当者による確認に使用され、法令順守の証拠となります。
  • マーケティング資料や製品紹介においては、次のような表現で合法的に認証を強調することが可能です:
    • 消防法認証取得製品
    • 消防法基準適合マーク表示済み
    • 日本消防法に基づき正式認証されたスピーカー

このような記載は、防災性能を重視する顧客層へのアピールポイントとして非常に効果的です。

Jazz Hipsterの対応体制

Jazz Hipsterでは、すべての消防法適合製品において、適切なマーク表示と書類整備を確実に実施しております。これにより、パートナー企業様および最終ユーザー様に対し、明確かつ信頼性の高い適合証明をご提供しています。

消防法に基づくスピーカー設置義務のある施設

Jazz Hipster High-Quality Audio Solutions in Japan

日本の消防法では、多数の人が出入りする公共施設や特定用途建築物に対し、火災報知および非常放送設備の設置が義務付けられています。

これに伴い、火災報知用または非常放送用スピーカーには、消防法の技術基準に適合した機器を使用することが法的に求められます。

以下のような施設が対象となります:

  • 大規模な公共建築物:
    デパート、ショッピングモール、展示場、劇場、映画館など、多数の人が一度に集まる施設。
  • 地下施設および公共交通機関関連施設:
    地下鉄駅、地下街、トンネル、空港ターミナル、駅ビルなど。
  • 病院・介護福祉施設:
    入院患者や要介護者など避難に支援を要する人々が利用する特殊用途施設として、特に厳格な設備要件が課せられています。
  • 高層建築物・大規模複合施設:
    高層オフィスビル、ホテル、大規模商業複合ビルなど、階層が多く避難誘導の難易度が高い施設。
  • その他の特定施設:
    学校、旅館・簡易宿泊所、体育館、自走式駐車場、大型工場なども、用途や規模により非常放送設備の設置義務があります。

このような建築物では、消防法認定を受けたスピーカーの採用が法的に必須です。Jazz Hipsterのように、これらの厳格な基準に適合した製品を提供できるODMは極めて貴重な存在といえます。

日本市場での消防法適合・高品質オーディオソリューションはJazz Hipsterとともに

スピーカー製品における「日本消防法適合」とは、火災安全の分野において高い技術基準をクリアしていることを示します。規制面では、厳格な技術基準や設備設置基準を満たす必要があり、認証面では専門機関による試験・監査を通過し、適切な認証マークを取得しなければなりません。

Jazz Hipsterは、この厳しい認証をクリアすることで、優れたエンジニアリング力、徹底した品質管理、そして複雑な国際基準への深い理解を証明しました。これにより、日本市場をターゲットとする企業様にとって、唯一無二の信頼できるODMパートナーとしての地位を確立しています。

当社の適合製品は単なる部品ではなく、「品質」「信頼性」「安全への揺るぎないコミットメント」の象徴でもあります。

国際企業・国内企業を問わず、日本市場において消防法適合オーディオソリューションを安心して展開・拡大したいとお考えの企業様にとって、Jazz Hipsterとの提携は明確な優位性をもたらします。

当社は市場参入を加速し、規制対応の負担を軽減するとともに、認証済みの技術とノウハウを活用いただける環境を提供します。Jazz Hipsterを選ぶことは、日本の厳格な消防安全基準を満たしながら、安心と競争力を同時に獲得するパートナーを選ぶことにほかなりません。

参照

  1. 能美防災株式会社: 消防用設備等の種類って? | 法令について | 火災から学ぶために防災について学ぼう | 個人の方向け製品のご案内 | 製品・サービス
  2. TOA Corporation: [PDF] 非常用放送設備マニュアル
  3. 総務省消防庁 (FDMA): 音圧は取り付けられた音響装置の 中心から1メートル離れた位置で 90(音声により警報を発するもの にあっては92)デシベル以上であること。
  4. TOA Corporation: F-003 非常用放送設備マニュアル
  5. 総務省消防庁 (FDMA): 階段又は傾斜路に設ける場合を除 き、感知器の作動と連動して作動す るもので、当該設備を設置した防火 対象物又はその部分の全区域に有… 各階ごとに、その階の各部分から 一の地区音響装置までの水平距離 が25メートル以下となるように 設けること。
  6. 総務省消防庁 (FDMA): ※ 上記のほか、押ボタン等により起動する「非常警報設備」(非常ベル、放送設備等) についても、音による警報について規定(消防法施行令第24条)。
  7. TOA Corporation: 消防法について | 音声警報対応・非常用放送設備
  8. TOA Corporation: L級=音圧92dB/1m以上 M級=音圧87dB/1m以上 S級=音圧84dB/1m以上 ・地震の発生時刻、発生場所(震源)の推定値、地震発生場所の震央地名
  9. TOA Corporation: 100m2超 L級 50m2超え100m2以下 L級またはM級 50m2以下 L級、M級またはS級 ◆使用スピーカーの条件
  10. National Development Council, Taiwan: 公務出國報告資訊網-出國報告詳細資料-赴日本研究消防安全設備自願性認可及特殊消防用設備性能評鑑制度
  11. 日本消防検定協会 (JFEII): 日本消防検定協会は消防用機械器具等の性能を 確保する公的機関です。
  12. 日本消防検定協会 (JFEII): [PDF] 地区音響装置 – 消防設備早わかり講座 「認評音第〇〇~〇〇号」という形式で、表示. されます。 〇 型式適合評価合格の表示。 登録検定機関である日本消防検定協会の型式適合評価に合. 格した製品には、右図の …
  13. 日本消防検定協会 (JFEII): [PDF] 非常警報設備の非常ベル、自動式サイレン及び放送設備 非常ベル及び非常サイレンには「認評非第〇〇. ~〇〇号」、放送設備には「認評放第〇〇~〇〇号」という形式で表示されます。 〇 型式適合評価合格の表示。 登録検定機関である日本 …
  14. National Development Council, Taiwan: 出國報告(出國類別:考察)
  15. TOA Global: コンパクトスピーカー Fシリーズ拡充 消防認定取得済の12機種を発売
  16. 日本消防検定協会 (JFEII): スピーカー 2 音響装置の構造及び性能 音響装置の構造及び性能は、次に掲げるところによるものとする。 (ア)火災報知設備用又はガス漏れ火災警報設備用の音響装置は定格電圧の80パーセントから110パーセントまでの電圧で、電気火災警報器用の音響装置は定格電圧の90パーセントから110パーセントまでの電圧で、音響を発しない音響装置にあっては、 定格電圧の80パーセントから110パーセントまでの電圧で音響を発すること。 (イ)定格電圧における音圧は、無響室で音響装置の中心から前方1メートル離れた地点 で測定した値が、火災報知設備に用いる主音響装置にあっては70デシベル(P型 1級受信機又はGP型1級受信機に接続するものにあっては、90デシベル)以上、 その他のものにあっては70デシベル以上であること。
  17. TOA Corporation: 非常放送設備で使用できるスピーカーはどういった種類の物がありますか? | よくあるご質問(FAQ)
  18. 株式会社トチノ: 非常放送用スピーカの取替工事にかかる費用相場~種類や設置・配線基準についても | 建築×防災ログ

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